SUPER FORMULA 2023 ROUND 4、 MOTULサポートのTEAM MUGENが優勝
22.05.2023
TEAM MUGEN #15 リアム・ローソン選手が1位、 今シーズン2勝目でランキングトップに!
フランス・MOTUL(モチュール)社製モーターオイルの日本総輸入販売元である、MOTUL Japan株式会社(代表取締役社長 岡本 崇)がエンジンオイルおよびギアオイルの供給を通じてTEAM MUGEN陣営をサポートしています。MOTULがサポートする車両としては、 #1 TEAM MUGEN(野尻智紀選手)、#15 TEAM MUGEN(リアム・ローソン)でシリーズ全9戦に挑んでいます。2023年第4戦は5月20日(土)、21日(日)オートポリス(大分県日田市)で開催され、#15 TEAM MUGEN リアム・ローソン選手がレースを制し優勝。今シーズン2勝目を挙げ、ランキングトップとなりました。
■選手・チームコメント
リアム・ローソン選手(#15 TEAM MUGEN)
MotulのMUGENとのパートナーシップと、多大なるサポートに感謝しています。
チームコメント
MUGENは長年Motulとテクニカルパートナーシップを築いてきました。
近年では、TEAM MUGENとして日本国内トップカテゴリーのSuper Formula に参戦しており、エンジンオイルを含むすべての油脂類のサポートのおかげでレースを戦うことが出来ています。
そのような実戦の場に於いて、エンジンは常に高負荷の状態にさらされており、過酷な条件下で常にエンジンの性能を最大限引き出し、信頼性の面でも期待に応えてくれています。
MOTUL 製品は最新設備の整ったMOTULの研究所で改良され、数々の実戦の場からフィードバックを受け、今後もさらに進化していくものと思われます。
当然これはロードカー(一般市販車)に使用される場合も同様で、性能の違いは体感でき、性能向上のみならず耐久性も保証されるものです。
最後に我々はMOTUL 300Vは常にエンジン部品の重要な”部品一つ”と認識していますので、 これからもお互いの目標に向けテクニカルパートナーシップのもと勝利を重ねていきたいと思っています。
SUPER FORMULA Rd.4 レース結果 予選:5月20日(土)
#15 リアム・ローソン選手 2位(A Gr. Q1:2位 / Q2:2位)
#1 大津 弘樹選手 タイム抹消(B Gr. Q1:タイム抹消)
フリー走行は、ウェットで9:35にスタート。すぐにトラブル車両が出たため赤旗に。9:49に再開しドライタイヤでのセッティングを入念にチェックしました。
予選は、Q1でローソン選手がAグループ2番手で通過。Bグループの大津選手はぺースは良かったが100Rでクラッシュしてしまい、Q1を通過することができず。Q2でローソン選手がフロントローを獲得しました。
■田中監督
金曜日に急遽、野尻選手がレースを欠場することとなり、代わって大津選手が参戦することになりました。1号車を走らせるために大津選手が引き受けてくれましたが、理由はどうあれ、こうしてSFで同じチームで仕事ができることを嬉しく思います。
今回の急場のドライバー交代について、さまざまな調整をして頂いた関係者の皆様、チームスタッフに感謝申し上げます。SF23の走行データはこの後のレース向けて非常に貴重ですので、1号車の出走にご理解と協力をして頂いたすべての方に改めて感謝申し上げます。
大津選手の予選はクラッシュをしてしまい残念な結果ではありましたが、素晴らしい速さがありましたし、車のデータもしっかりと取れましたのでチームとしては良かったと思っています。
ローソン選手は、オートポリスでのレースは当然初めてなのですが、素晴らしい速さでした。ポールポジションを獲れなかったのは少し残念ではありましたが、車のセットアップ能力を含め対応力のレベルの高さに驚かされました。
明日のレース、リアム選手は2位から、大津選手は最後尾からのスタートとなりますが、2人とも良いレースを見せてくれると思いますので応援をお願いします。
■ローソン選手
予選を終えて凄く良い気分ですし、車も凄く速かったと思います。チームも良い仕事をしてくれたよ。僕がセクター2で少しだけミスしてしまったところがあったので、ポールポジションを取り逃したけど、明日も期待ができる結果だと思ってるよ。
決勝に向けてはレースペース、そして多くのポイントを獲得することが目標になると思うよ。朝のフリー走行でいろいろと確認をしていい車を作りたいと思います。
ファンの皆さんいつも応援ありがとうございます。今日も多くの方がサインに来てくれてとてもびっくりしたよ。決勝は良いレースをしてみんなを喜ばせたいと思います。応援よろしくお願いします。
■大津選手
フリー走行を4番手で終えて自信はあったのですが、予選は路温が上がったこともあり、車とタイヤの限界値が変わり、その影響もあって100Rコーナーでリアのグリップを失い、クラッシュしてストップしてしまいました。
再スタートもできるかと思ったんですが、万が一のことを考えてレッカーで運ぶことを選択しました。決勝は最後尾スタートとなりました。
明日は追い上げるレースができるようにしっかり準備したいと思います。応援してくれる皆様、野尻選手の代役として前からスタートしたかったんですが、うまくいかず最後尾からですが、追い上げるレースを皆様に見せたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
SUPER FORMULA Rd.4 レース結果 決勝:5月21日(日)
#15 リアム・ローソン選手 1位 今季2勝目を獲得‼
#1 大津 弘樹選手 14位
クリーンスタート。スタート直後にローソン選手は3番手にダウン。一方、大津選手は1周目に6台をかわして16番手にアップし、2周目には15番手に。その後、7周目に16番手にダウン。
14周を消化してローソン選手がピットイン。アンダーカットに成功してピットイン組のトップへ。さらに26周目に坪井選手のアンダーカットに成功!
30周目にセーフティーカーが導入され、大津選手がピットイン。この時点でローソン選手は1位、大津選手は16位。34周目にレースが再開され、大津選手はさらにオーバーテイクを続け、最終的に14位でフィニッシュ。ローソン選手は見事優勝!今季2勝目を獲得しました!
■田中監督
リアム選手がとても良い走りをしてくれ見事に優勝をしてくれました。ピットインのタイミングは結果的には正解だったのですが、リアム選手だからこそ勝てたレースだったと思います!
金曜日に野尻選手の欠場が決まり、前戦の鈴鹿から雰囲気が悪い方に流れていたのですが、一気に良い流れに引き戻すことができました。そしてチームスタッフの頑張りにも感謝です!
今回、1号車をドライブした大津選手も最後まであきらめずに良く走ってくれました。予選を含めてオートポリスの貴重なデータも取れましたし、野尻選手自身も自分の車をコースの傍らから観察して色々とわかった事もあったようです。1号車をドライブしてくれた大津選手に改めて感謝します。次戦は野尻選手がしっかりと体調を整えて復帰しますので、引き続き応援をお願いします。
■ローソン選手
最高に良いレースだったよ!
スタートはちょっと不利なところがあったけど、ポジションを取り戻せるぺースも作れたしアンダーカット狙いがはまったし、その後もオーバーカットもきっちり出来て、本当に嬉しいです!
次戦、スポーツランドSUGOはシリーズのなかでもユニークで難しいサーキットの一つであると聞いてます。なるべく早く習熟するためにも、ニック・キャシディさんや野尻さんからアドバイスをいただいたり、オンボードを見て勉強しているところです。目標は今週末と同じ結果を出したいです。
ファンの皆さん、サーキットまで来てくれて、本当に応援ありがとうございます。このトラックやこのエリアも凄く良いところで大好きになりました。次のSUGOも応援してください。
■大津選手
決勝に向けて朝のフリー走行から改善してレースペースは悪くありませんでした。スタートも抜群によかったので、ポイント圏内は見えるなと思ったんですが、セーフティカーが入った時のタイムに余裕がなくアンダーカットされてしまったので、順位をさらに上げることが出来なかったのは悔しかったです。
しっかりと走り切ることができチームに貢献できたと思います。ランキングトップの車に乗れたことと野尻さんという最強のパッケージで素晴らしい経験が出来たので、今後に活かしていきたいと思います。
今日参戦してやっぱりスーパーフォーミュラに乗りたいと思ったし、フル参戦したいと改めて思いました。シートを得るためにできることを今後もしていきたいと思います。現地やSNSで応援してくれて本当にありがたかったです!ありがとうございました!